防災教室(11月22日)

宮古市立重茂(おもえ)中学校副校長で日本防災士会の佐々木 匡人先生を講師にお招きして防災学習を行いました。佐々木先生は東日本大震災での体験から、全国で防災学習の講師を務めておられます。前半は防災ゲーム(クロスロード)をしました。いくつかの場面を想定して、災害時に判断を迫られた場合、どのように決断するかをグループで考えました。YesかNoで判断するときに、すぐに決まるグループや意見が分かれるグループもありましたが、一人一人が意見を言うときに理由を述べることで自分事として考えることができました。また、多くの人が受け入れることができる結論を引き出して、実行することが大切だと学ぶことができました。
後半は、復元納棺師の笹原 留依子さんからのビデオメッセージを基にした講演でした。笹原さんは人の死に直面するという体験から、「今日、明日をどう生きるかを考えてほしい。生きている間に命は輝かせるものだから、生きている時間を有意義に使ってほしい。」と言っておられました。
最後に3年生の石原 剣さんが「大切な人を守るために、今日学んだことを生かしていきたい。」と終わりの言葉を述べました。この学習をきっかけに、一人一人がどんなふうに生きるかを考えてくれたらよいのではと思います。佐々木先生、笹原さん、ありがとうございました。