本校出身である、競歩の谷井孝行選手をお迎えして、先輩に学ぶ講演会を開催しました。
谷井選手は、滑川中学校時代は野球部でしたが、高校へ進学して陸上を始め、高校2年の時には競歩の選手として世界ユースに出場し、10000mwで3位という成績を残しておられます。オリンピックは、アテネ・北京・ロンドンと3大会に連続出場するという輝かしい実績があります。
今日は「夢をもつということ」と題して、夢をもつことの大切さや夢をもつことにより強くなれることなどの話をしていただきました。
自分の体験をもとに「夢に近づいていくとそれが新たな目標になって、その上の夢が出てくる」「夢がかなわないこともあるが、夢に向かってがんばった時間はたとえ別の道にいっても生かされる」「失敗したからといって、そこでやめないでやり続けることで、夢の達成につながっていく」等のお話をしていただきました。そして、中学生には「夢をもつことも大切だが、今自分の好きなことを一生懸命することによって、夢が見つかる。中学生の時期には部活でも勉強でもいいから一生懸命やること。それから仲間を大事にしてほしい。」というメッセージを伝えていただきました。
最後に、谷井選手自身の「4年後のリオでのメダル獲得を目指してがんばっていきたい」という決意を聴かせていただきました。
その後の質問タイムでは、「よいタイムが出なかったときの気持ちの切り替え方は?」「競技に勝つためにどんなことをすればよいか?」などの質問が出て、丁寧に答えていただきました。
夢であった「オリンピック出場」を3度も果たし、それでもなお上を目指していこうとする姿やロンドンオリンピックでは病気と闘いながら出場し、悔いが残らないように全力を尽くしたという話から、生徒たちは勇気をたくさんもらったようです。
谷井選手の今後の活躍を応援しています。