卒業に向けて2

校長先生による道徳の授業が3年生全クラスで行われました。

「沖縄の島守-島田 叡(しまだ あきら)-」(「日本の偉人100人」より)

この人は、第2次世界大戦の末期、沖縄戦の直前に沖縄県知事として赴任し、沖縄戦に備えての準備等に奔走。戦いに敗れた後には自決した人です。前知事も逃げ出すような当時の状況の中で、沖縄県に向かった島田知事について「とても正義感のある人だ」「自分だったらできない」など、生徒たちは素直な感想を述べていました。

授業の最後には、「これから生きていく上で、自分自身が失いたくない心」を全員が発表しました。「思いやり」「優しさ」など自分自身のためではなく、他の人に対する気持ちを大切にしたいと発表する生徒が多くいました。どの生徒も真剣に考えていました。

あとわずかで中学校を卒業し、それぞれの道を進んでいく3年生にとって、思い出深い道徳の授業となりました。

また、校長先生にとっては3月8日に行われた3年6組の授業が教員生活最後の授業となりました。